イランとロシアの大統領が電話会談
2013/08/29(木曜) 18:39
イランとロシアの大統領が電話会談で、シリアへの西側諸国の軍事攻撃を防ぐための努力を強調しました。
ロシアのプーチン大統領は28日水曜夜、イランのローハーニー大統領と電話で会談し、他国に対する非合法の軍事行動や武力行使は、国際的な規定の明らかな違反であるとし、シリアへの軍事攻撃を阻止し、同国の人々に被害が及ばないようにするため、あらゆる手段、努力を用るべきだと強調しました。
ローハーニー大統領もこの電話会談で、シリアに対する西側諸国の軍事行動に関する報道は懸念材料だとし、「シリアへのあらゆる軍事攻撃により、中東地域全体が情勢不安になる」と述べました。
ローハーニー大統領は、「イランは、どの場所、どの人からであっても、化学兵器の使用を強く非難する」とし、「問題の実態が明らかになる前に、それに関して判断を下すのは時期尚早であり、それは危険なものになりうるだろう」と述べました。
プーチン大統領は、「ロシアも、イラン同様、どの場所、どの人からの大量破壊兵器、とくに化学兵器の使用を認めないが、残念ながら、これまでの努力は、化学兵器が誰によって使用されているかに国際社会の注目が集まっていることを考慮していない」と語りました。
プーチン大統領は、シリア政府による化学兵器の使用の可能性は今も証拠が提示されていないと強調し、「ロシアは、シリア政府軍が化学兵器を使用したとは全く考えていないぇ。なぜなら基本的にシリア軍はそれを必要としておらず、現在前進中であり、優勢を保っているからだ」と語りました。
プーチン大統領は、ロシアの立場は原則的で明らかなものだとし、「シリア国外から、この国民に決定を押し付けることはできないと考えている」と述べました。
プーチン大統領はまた、発言の中で、ロシアとイランの関係、経済協力、貿易の拡大を求めました。
シリアへの化学兵器の使用は米国の侵略戦争開始のためのプロパガンダ。弥勒菩薩ラエルは平和を主張
この記事にも書いてありますが、シリア政府は「シリア軍による同国南部への化学兵器の攻撃を強く否定し、それは、同国における国連調査団の活動の開始と共に行われているシリアへの戦争を正当化するためのプロパガンダである」と主張しています。
ロシアの見解もシリアの見解、そして、恐らくイランの見解も同じなのです。化学兵器が誰が使用したのか、そして、その兵器がどこから送られたものなのか、それを調査して世界中に大ニュースとして流すべきです。
アメリカ市民は、このような政府の無謀な帝国主義的行為に対して責任をもって抵抗し、抗議し、政府を転覆させなくはいけないと思います。アメリカの政府、銀行家達、そして、司法、裁判所、警察の全ての権力をなくすために。