UFOと隕石の破片に見えるのは、フロントウインドウのワックスの拭きむらとかに映った隕石の光だよ。
オリジナル映像で見るとウインドウの他の黒いゴミと一緒に移動しているので、間違いない。
フロントガラスの油汚れの乱反射です
HD画質の映像があるのでよくご覧になってみてください。
フロントガラスに着いた汚れかもしれませんが、黒い点のようなものが複数映っているでしょう?
隕石に突撃してきた光の点(UFO)と、それが衝突した後の軌跡の移動の速度が黒い点とまったく同じなんですよ。
言い換えると、UFOらしき光の点と、黒い点の、相対位置が変わってないんです。
これはつまりガラス面の小傷か、あるいは高速道路らしき道を走っていますから、前の車が跳ね上げた氷か雪がフロントガラスに付着して、
それに沿って隕石の閃光が反射したものだと思われます。
したのビデオに黒い点が幾つか写っていますので、ご自分で光のすじの移動速度と黒い点の移動速度を比較してみてください。その移動方法も。これでほぼ明白です。
私はそのオリジナルのHD動画を以前見たことがあり、それには車のフロントガラスの枠も写っていました。それを見ると、車が右にカーブする高速道路をなだらかに右に走りながら移動しているのがわかります。そして、その時フロントガラスの黒い点と光の筋は同じ方向に動いているのが確認できました。
残念ながら、そのオリジナルのフロントガラスのフレームが写っている動画を今探していますが、なかなか見つけられません。
これはコウ氏が示していた動画ですが、なるほど、下の方の動画を見るとよく分かりますね。コマ送りするともっとよく分かるのですが、「貫通した」と言っている光の動きと、フロントガラスの黒いゴミの動きが完全に一致しています。どう見てもただの反射光です。
上の方の動画は、わざと強調したり拡大したりして、フロントガラスのゴミの方に注意をいかせなくしています。これは「フェイク」ではありませんが、動画加工によって、反射光をUFOであると誤認させようとしています。動画を上げている人は、反射光であると分かっていながら、純粋な人を騙して笑うつもりで、わざと極端に加工している愉快犯であろうと思われます。
「信じたい人」たちは、視野狭窄に陥って周りが見えなくなり、ただの反射光やレンズフレアなどがUFOに見えてしまうという好例ですね。まともなUFO研究者は、この手の誤認には迷惑していることでしょう。
【ブログ】ロシア隕石のUFOによる追撃は、ガラス面の透過屈折光に過ぎない
この映像ですが、
もともと、かなり圧縮されていて、ブロックノイズが出ています。このようなレベルの圧縮のされた映像から、細かなものの映像をきちんと分析することは困難である、ということを前提として考えなければなりません。
さらには、この映像は、隕石を中心にトリミングされています。後で掲げる全体の映像が無ければ、詳しいことがわかりませんでした。
一つ、確かなことは、この映像が、固定した車載カメラにより、フロントグラス越しに撮影されたものである、ということです。
誰も、画面の最上部や、左下にある、黒い点について、「これもUFOだ」と言い出さないのは何故でしょうか?
誰の目にも、それが、「車のフロントグラスの汚れであろう」とわかるためでしょう。
ところで、上記映像で、
枠で囲われて示されている「UFO」の動きと、この黒い「汚れ」の動きが、かなりに一致していることが見て取れます。
これが何を意味するのか?
フロントグラスが関係していることは確かと思えます。
そうでなければ、動きの方向、速度が殆ど一致していることの説明ができません。(注1)
物体に対して、フロントグラス上の黒い点が、右向きに先に進んでいるように見えるのが不自然に感じられるかもしれません。
物体は左から右に動いているはず、それを追い越すように見えるのは何故か。
それは、この車が、右向きにカーブした道を進んでいるからです。
トリミング前の映像が、以下にあります。
この映像の11秒目から14秒目くらいまでを見てください。(←何度か映像を入れ替えているので、秒数が一致しないかもしれません。隕石出現直後からを参照してください。)
車が緩やかな右カーブに差し掛かったところで隕石が出現します。
11秒目くらいで隕石が出現したときに、その左上に、黒い点(ガラスの汚れか)が見えると思いますので、そこで、皆さんの見ているモニタ画面上の、黒い汚れ部分を指か、定規などで固定してみてください。
車は道路をゆるやかに右にカーブしていますが、車載カメラの映像でのガラス上のこの黒点の位置は変化しません。
一方、隕石は、実は画面上では、右から左に逆向きに動いて映っていることがわかります。もちろん、本当は左から右へ飛んでいるのでしょうが、画面上では、右から左へ「逆行」して映っています。
ところで、オリジナル映像を見ると、指摘箇所以外にもたくさんの光点などが出現していますので、周りがUFOだらけのはずなんですが、みなさんは、なぜそのようなものを問題にしないのか不思議です。
下の図を見てください。
縦の緑線と赤線の交点に、黒い汚れの点があります。この位置は、画面上で変化していません。
(上)10秒目
(上)11秒目
(上)12秒目
(上)13秒目
「UFOによる撃墜」ビデオは、この部分だけを、下の画面をカットして、隕石が画面中央に来るように動かしながらトリミングしていますので、結果として、
ガラス上の汚れは左から右に移動して見えます。
これが、謎の光が、隕石を追い抜いて行くように見えた正体です。
皆、物体が右に移動していると思い込んでいるので、光点がそれより早く右に移動しているように見える、という、錯覚に陥っていたのです。
黒い汚れと、光点(UFO?)の位置関係が、ほとんど変わっていないことを、トリミングした映像のキャプチャー画像で示します。
では、隕石から飛び出すように見えた光点はなんなのか。中には、斜めに動いているように見えるものもあるわけですが、これは、ガラス面についた細い傷に光が反射(屈折)していると考えれば説明が付きます。
ガラス面への微細な傷は、いろいろな方向につくでしょうから、斜めに動いて見えても何の不思議もありません。
以上、この「UFO」の正体は、ガラス面の傷による屈折光である、と考えるのが妥当であると思われます。
【ブログ】ロシアの隕石はUFOが撃墜してのか?
ロシア隕石(2013/2/15)隕石固定の動画
これらを見る限り、確かに「何か」が「映っている」ことは明らかです。でも、勘違いしないでくださいよ。「映っているもの」でも、本当にそこに「在るもの」では必ずしもないのです。
このブログ「エレニンニモマケズ」でも、たびたび取り上げたように、「実際ない」ものが「映っている」ことがありました。そして、ころっと大勢の人がだまされていましたネ。
私は、ここに映っている、「UFO」は、実際に存在しないと断定します。
なぜなら、今回の隕石落下の様子は、そのほか多数のカメラで撮影しているのにもかかわらず、このカメラだけでしか撮影されていないからです。このカメラでは「UFO」がこれだけはっきりうつっているのです。もし本当に存在するなら他のカメラで映らないはずはありません。はっきり映っていることが、逆に存在しないことの証拠になったともいえます。
そんな危ない情報は秘密の組織が世の中に広まらないようにもみ消している、とか言わないでくださいよ!、もしそれが本当なら、まっ先に狙われるのは、世の中に事実は何かを広めている私ですから(←自意識過剰)
天文の世界でも、新星、彗星、その他、新発見の天体があった場合、それらは、追観測して確認されなければいけません。当たり前のことです。「何か、わからんけど映っていました~」では、ほかに観測がなければそれは意味がないものです。
それでは、この「映っているもの」は、いったい何なのでしょうか?
はい、実際、私もこの「映っているもの」について悩みました。動画を何回見ても「隕石に対して」貫通しているようにしか見えません。で、ある時、隕石の上のほうに見える、黒くぼやっとしたものに気づきました。上の静止画にも見えていますね。この黒くぼやっとしたものは、大本の画像にもいくつも存在しています。画面上で場所が変わらないので、どうも、車のフロントガラスにくっついたゴミのようです。
これがゴミ
このゴミに着目しながら、動画をみたところ、「映っているもの」は、ほとんど動いていないことに気がつきました。大発見!!
・・・というほどのものではありませんが、何か糸口をつかんだかのようです。これで、大物が釣れればよいのですが・・・
先ほどの静止画は、隕石がいつも同じ場所になるように作りましたが、今回は画面の位置が同じになるようにつくりました。
フレーム62
「映っているもの」の位置をわかりやすくするため、
赤線2本で囲います。以下、この位置は変えません。
フレーム64
隕石の位置が変わっても、
「映っているもの」の位置は変わっていません。
フレーム74
「尾」の光に紛れて見えなくなりました。
フレーム76
隕石右側の「映っているもの」に対し、青線で囲みます。
フレーム78
フレーム95
「映っているものの」位置は変わりません。
フレーム104
最後まで変わっていません。
以上の静止画、動画でおわかりになられるように、「映っているもの」は、画面に対して、動いていません。正確には、横方向の位置は固定されています。上下には、隕石の位置にあわせてあがったり下がったりしています。
これまで、隕石の明るさに注目がいって、「映っているもの」は隕石に対して、出入りしているかのような錯覚をしていましたが、何のことはない、画面の特定の部分が、光ったり光らなかったりしているだけなのです。
これまで、このブログ「エレニンニモマケズ」では、たびたび、存在していないのに映っているもの、いわばゴースト(虚像)を題材にとりあげてきました。(第1話 、第12話 )今回も一種のゴースト(虚像)と考えます。これまで取り上げたゴーストは、「明るい対象の画面対角線上に起きる」ことが特徴でした。今回は現象が違います。しかし、上で示した事実から、私は以下で示すような原理ではないかと考えます。
エレニンニモマケズ
虚像が起きる原因(推定)
まず、非常に明るい隕石の閃光が車載カメラにはいってきます。その大部分はカメラに取り込まれ、隕石の像をつくります。ところが、一部の光はレンズ表面で反射されます。その光は、車のフロントガラスを通して外部にでますが、フロントガラス表面に汚れがあると、そこで再び反射され車載カメラに入射し、像を作ります。我々は、その像をあたかもフロントガラスの先にある、なにか光っているものと認識してしまっているのです。隕石の光っている部分が横にずれると、汚れの部分に光が当たらなくなって、そこは光らなくなる。
科学的な考え方、検証の仕方が大切だと考えている人でさえ、ころっと騙されてしまう場合もありますので、気をつけないといけませんね。
良く科学的な検証を行い UFOなのか、それ以外の違うものなのかの判断をしなくてはいけませんね。
ただし、UFOはいます。科学的に考えてね。
宇宙人エロヒムの・・・