不倫なんのその!これが橋下“霞が関解体”構想の全貌だ
2012.07.20


        “不倫問題”が直撃した大阪市の橋下徹市長(43)は連日、記者会見で妻子や市民への謝罪の言葉を語っている。その姿に、地元では「東京が、俺たちの橋下市長を潰そうとしている」と、独特の同情論も上がっているという。醜聞が逆にバネになりかねない雰囲気だ。そんななか、次期衆院選で橋下氏率いる「大阪維新の会(維新)」が大躍進した場合の「霞が関解体=国の統治機構変革」の全貌が明らかになった。

 「妻は怒っている。きちんと妻に話して、謝り続けないといけない。妻にとって最低の夫。子供にとって、これほど最低な父親はいない」

 橋下氏は19日夜、市役所で記者団に対し、神妙な表情でこう語った。

 さらに大阪市民に対しても「信頼が大きく失墜することは間違いない」と述べ、維新への影響についても「政治団体は応援してもらえるかが全て。大きな影響になり、メンバーに申し訳ない」と陳謝した。

 橋下氏が大阪府知事就任前の2006年、大阪・北新地のホステスと交際していたという週刊誌報道。永田町では、新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表をはじめ、スキャンダルから逃げ続ける政治家が多いが、橋下氏はこの日も12分間にわたり、「土下座はしたのか」「家庭内での支持率は?」などの厳しい質問を受け続けた。

 ただ、自身の進退については「選挙で審判がある」と辞職を否定した。

 在阪ジャーナリストは「女性中心にキツい声もあるが、独特の対東京感情を持つ市民の中には『俺たちの橋下市長を東京の週刊誌が潰そうとしている』『大昔の話なのに…』『改革を邪魔する気ちゃうか』と反発する人もいる」と語る。

 良くも悪くも注目を浴び続ける橋下氏だが、代表を務める維新は今月上旬、次期衆院選向けの政策集「維新八策」の最終案を公表。日本の政策決定システムを変える「統治機構改革」を前面に打ち出した。

 橋下氏のブレーン集団「大阪市特別顧問」の1人、日本創新党の山田宏党首は「政権交代しても何も変わらない。悪くなっている部分もある。橋下氏は『日本の統治機構の仕組みを変えて、政策が実現できるシステムに変える必要がある』と考えている」と解説する。

 とはいえ、橋下氏が激突する相手は、民主党や自民党など既成政党を操ってきた霞が関である。具体的に、どういった構想や手法で、「霞が関解体=国の統治機構変革」を実現させるのか。

 やはり、大阪市特別顧問の1人で、元財務官僚の高橋洋一氏(嘉悦大教授)は「橋下政権が誕生すると、霞が関には将来、財務省と外務省、防衛省が残るぐらいで、それ以外の中央省庁は不要になるだろう」と、衝撃的な未来予想図を描く。

 「地方分権と道州制導入とともに、中央省庁は各地方の組織に分割される。例えば、八ッ場ダム(群馬県)の問題は、中央ではなく関東の地域で決定する。国家公務員の約3分の2は地方公務員になる。今でも、国家公務員約30万人のうち約20万人は地方勤務であり、問題はない」

 しかし、全国の情報を吸い上げ、地方の政策をまとめるヘッドクオーター(司令部)がなくて、不都合は出ないのか。

 高橋氏は「思い込みに過ぎない。ある自治体が良い政策を実施すれば、他の地域はそれをマネればいいだけ」という。

 とはいっても、強大な権限を奪われる官僚たちのすさまじい抵抗・反発が予想される。そこで、造反官僚たちを打ち破る秘策が「第2霞が関構想」なのだという。

 「新組織をつくる必要はない。堺屋太一元経企庁長官や竹中平蔵元総務相ら(橋下改革を支持する)閣僚経験者が大臣に就き、補佐官や顧問として“脱藩官僚”を省庁ごとに数人送り込めばいい。大臣1人では官僚に取り込まれるが、実務経験があり、法案を作れる官僚OBが5人ぐらい行けば仕事ができる」

 現に、橋下氏の周辺には脱藩官僚が多い。大阪市特別顧問にも、高橋氏をはじめ、上山信一・慶大教授(元運輸官僚)、古賀茂明氏(元経産官僚)、原英史・政策工房社長(元経産官僚)など多数いる。

 橋下改革にとって「最大の障壁」となりそうなのが、国家予算を握る最強官庁・財務省だが、これについても高橋氏は「財務省でも、例えば、大臣に竹中氏、補佐官に私が行けば対抗できる。首相や大臣がブレなければ、官僚を動かすことができる。サボタージュを続ける官僚はクビになるか飛ばされる。大阪での橋下氏をみると容易に想像がつく」と胸を張る。

 東京都の石原慎太郎知事は、橋下氏との連携を視野に、東京、大阪、名古屋の「三大都市圏連帯」を掲げている。この目的について「中央集権の打破、国家の官僚の独善による国家支配の改善に他ならない」(産経新聞連載『日本よ』5月14日掲載)と記している。まさに、橋下改革と重なる。

 中央省庁が半分になって国の業務が小さくなれば、国会議員の仕事も少なくなり、必然的に定数削減も進む。

 「出る杭は打たれる」を承知で各方面にケンカを売り続けてきた橋下氏。“家庭内政局”を無事収束することができれば、次は既得権で膨れ上がった中央官界・政界にメスを入れることになる。

※引用元 : http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120720/plt1207201811003-n1.htm


霞ヶ関解体の先には何があるのか?

それは日本国の全ての権力者と権力機構を解体することである。

権力者が利用するその機構とは、政府、法律、資本、貨幣制度、銀行制度、警察組織である。

ただ解体するだけではもちろん駄目で、その先に代替案がなければならない。

しかも、ただの代替案ではなく、人類史上未だ実現されていない地球上で最高の社会システムである。

その名を、楽園主義と呼ぶ。


楽園主義では、先にのべた権力機構は全て存在しない。詳しくは、こちらをご覧ください。


まさしく、最先端の科学技術を人間の最高の知性でもってして人類の平和のために利用した時に初めて実現可能な社会の仕組みである。


これを、実現しなくてはならない。