栃木、埼玉の牧草から放射性物質 一部で農水省の基準値超
栃木県と埼玉県は2日、それぞれの県で採取した牧草の一部から、農林水産省が定めた基準値を超える放射性物質を検出したと発表した。乳用牛が食べる牧草の基準値は、放射性ヨウ素が1キログラム当たり70ベクレルでセシウムが同300ベクレル。
栃木県と埼玉県は福島第1原発の事故後、牧草を餌にすることを自粛要請しており、影響はないとしている。
栃木県によると、基準値を超えたのは足利市と那須町。足利市でヨウ素90ベクレル、セシウム650ベクレルを、那須町でセシウム910ベクレルを検出した。大田原市と高根沢町では、いずれも基準値を下回った。
埼玉県によると、3カ所の牧草を検査。熊谷市でヨウ素90ベクレル、セシウム420ベクレルを、東秩父村でセシウム340ベクレルを検出した。鶴ケ島市はいずれも基準値を下回った。
いよいよ、埼玉県の牧草地でセシウムが見つかりました。肝心なのは、セシウムで、これは半減期がとても長いです。すると、長期的な低線量の被爆が続くことになります。その場合の影響がどうなるのか・・・
【原発事故】放射能 微量汚染地域の落とし穴
1/2【原発事故】10年後の日本 2021年(1)
2/2【原発事故】 10年後の日本 2021年(2)
ベラルーシ・ブレストで、体長の異変を訴える人が増えている。数年前から中年女性の甲状腺がんが著しく増加している事を日本人の医師が発見している。
3日間診療して, 52人のうち、7人が甲状腺がんでした。事故10年後には、小児甲状腺がんは、事故前の100倍に急増。IAEAも被爆が原因だと認めた。事故から20年後、小児甲状腺がんは減少しほとんど見られなくなったが、その代り、大人の甲状腺がんが急増しています。
ベラルーシは、チェルノブイリ原発の北側に位置し、風向きのせいで、国土のほぼ全域が汚染された。
ヨウ素は数ヶ月間、放射線を発して、200万人が被ばくした。
更に、大地に降り積もった放射性ヨウ素は、農作物や牛乳を通して、人の体に取り込まれ内部被ばくを引き起こした。
被爆した放射性ヨウ素の量が少なかった大人も、被爆してから20年経って、次々と癌を発症している可能性があると竹内医師は考えています。
IAEAは、被ばくによる大人の甲状腺がんを認めていない。
【重要】
- 汚染が軽い大人の被ばく者達が、20年後に、癌を発症している人がたくさん出てきている。
- 低い線量でも、長期にわたる被爆は、新たな健康被害を起こしている可能性があることが分かってきている。
ブラフコさんは、チェルノブイリ事故後、19年間、セシウムの低線量被曝が続く街「ゴメリ州カリンコビッチ」で住み続けたが、白血病にかかりました。
最近、低線量でも、長い間被曝すると、白血病や癌を引き起こす可能性があると相次いで発表されています。
国連の国際がん研究機関の論文ですが、「長期にわたって低線量を被爆している世界16ヶ国、60万人の原発労働者を調査したところ、癌や白血病で亡くなった人のうち、1%~2%が被ばくが原因だった可能性がある」事が明らかにされた。
しかし、この事はIAEAには無視された。
ベラルーシの人たちは、今でも汚染された土地でとれた農作物や家畜を食べ続けている。これが原因なのではないか。
【低線量被曝の生まれてくる子供への遺伝的影響】
低線量の被爆し続けている住民の染色体を調べてみると、異常が見つかった血液の細胞の染色体があり、それを見ると、ある染色体がちぎれ、別の染色体にくっついている。もし、これが精子や卵子の生殖細胞で起きれば、子供に先天的な異常が現れる可能性もある。
汚染の続くゴメリと、汚染のほとんどないミンスクで、染色体の異常がどれくらい違うか調べると、ミンスクの染色体異常の子供は、ゴメリの染色体異常の子供の10倍になった。
(*^ー^)ノ
【セシウム】
(ウィキペディアより)
放射性セシウムの危険性
セシウム137は水溶性の有毒物質である。生体内での振る舞いはカリウムやルビジウムに似ている。体内に入るとセシウムは体中に分配され、ベータ線による内部被ばくを起こす。濃度は骨組織で低く、筋組織で高い。生体内での半減期は70日以下であるという報告もあるが [5]、100日~200日と言われることが一般的である。犬を使った実験では、3800μCi/kg(約44μg/kgのセシウム137)を服用したものは3週間以内に死亡した[6]。
事故でセシウム137を摂取してしまった場合、プルシアンブルーで治療される。これはセシウム137に結合し、体外への排出を促進する[7]。
γ線源のセシウム137を不適切に管理すると、これが一般市民の手にわたり、被曝者が出ることがある。そのような事件としてゴイアニア被曝事故は有名である。
金属で覆われているセシウムが、製鉄所の金属片に混入すると、放射性の鋼鉄を生産することになる[8]。
アセリノックス事故(en:Acerinox accident) は有名な核事故で、スペインのアセリノックスというリサイクル会社が、γ線発生器のセシウム137を溶融してしまった[9]。
2009年には、中国陝西省のセメント会社が、古い使われていないセメント工場を取り壊し、放射性物質取り扱いの基準に則らなかった。それにより測定機器に使われていたセシウム137が、トラック8台分の金属片とともに製鉄所に送られた。そうして、放射性セシウムが鋼鉄に混入することになった[10]。